「アウトドアの楽しみ」のひとつは料理だと思います。
私の場合、旅先で出会った食材を(下手ながらも)料理するのが大好きです。
なので何を作るのか?が事前に計画できないため、鍋は余裕をもって大きい物まで持って行きます。
場合によってはダッジオープンを使うことも。
ということで、去年カセットコンロながらもダッジオープン対応のコレを購入。
イワタニの「タフまる」です。
風にも強く、ダッジオープンもOK!というのがウリですが、
特にカセットコンロには厳しい今の時期だと実際どうなのか?ご紹介します。
……とは言ってもあくまで九州の、しかも平地での話ですからね!
雪が3cm積もったら交通が全部マヒする地域ですから!
北日本が大寒波な昨日もキャンプ行きましたが、最低気温がマイナスにならなかった地域ですよ!
タフまるが風に強い理由はこの風防。
同じくイワタニの「カセットフー 風まる」の風防とよく似ています。
内側と外側の2段構えで風をカットしているとの事。
ただ、ゴトクの間隔はやや大きめで
鍋底が16cm以下の鍋やヤカンを使うときにはこんな補助ゴトクが必要です。
さらにこのバーナー形状。
火足が短く数も多いことで消えにくい「多孔式」バーナーを採用。
これはもっとお高い「マーベラス」や(他社製品ですが)ユニフレームやSOTOなんかでも採用されている形状で
風が強くても全部は消えず、残った炎がまた点火してくれる優れもの。
(タフまると風まるの一番の違いもココ!)
実際、どんなに強風下でもこのテの形状のバーナーで火が消えて困ったことはありません!
……が、火が消えなければいい!というわけでは無いんですよねぇ。
正直(寒い時期は特に)強風どころかそよ風程度でも実際の火力はかなり低下している感じです。
(熱気が流れてしまうのが目に見えます……)
なので別途折りたたみ式の風防は欲しいところ。
(よくある安物で充分です)
これひとつでずいぶん改善されます。
あと、冬用のカセットガスも効果ありますよ。
タフまるには立派なヒートパネルが付いていますが
気温8度くらいに下がるとノーマルガスでは炎がイマイチ。
何分経っても沸騰する気がしません。
でも冬用ガスに交換すると炎の勢いが違います!
が、その冬用ガスでも2度くらいに気温下がると厳しい!
正直、かなり微妙です……
何分経ってもお湯ひとつ沸かせず無駄にガスを消費していくだけ。
というか、電子点火装置で火が付かない事さえ。
それもその筈で、イワタニのFAQによると
■イワタニカセットガス(普通のガス): 外気温 約10℃以上での使用
■イワタニカセットガスパワーゴールド(冬用のガス):外気温 約5℃以上での使用
が推奨されています。
(
http://www.i-cg.jp/support/faq/gas/)
ただ、気温がそれ以上ならバリバリ使えるのがタフまるです!
プロ用の重い半寸胴でも全く平気。
もちろん、ダッジオープンも大丈夫。
これは足がアルミダイキャスト製で頑丈なおかげ。
ついでにまるで電動工具用のようなケースも頑丈です。
結論:「タフまるは真冬では厳しいけどアウトドアで使えるカセットコンロ」
という事だと思います。
ちなみにシングルのカセットコンロではこれだけが
イワタニの商品カテゴリーで「アウトドア用」に分類されているだけの事はありますね!
(人気のジュニアコンパクトバーナーは屋外専用ですが『コンパクトバーナー』のカテゴリーになります)