最近すっかりランタンにはまっている私ですが、またセカイモンを使ってアメリカからADAMS & WESTLAKE社……通称「Adlake(アドレイク)」のレイルロードランタンを購入。それもNo.250というほぼ100年前、1920年ごろのレアなモデルです。
安いかわりにジャンク扱いだったので覚悟はしていましたが
底面に穴が開いてる……アドレイクによくある燃料ポットが固着して外れない症状でしたので、バーナーを外して中を見るとポットの底面が錆でほぼ消滅している最悪の状態です……
しゃあない!
ポットを破壊!!No.250の部品は貴重なので生かしたかったのですが無理なものは仕方ない。
完全に張り付いていたので
破壊後カスを取るだけでも1時間以上かかりました。
電動工具やワイヤーブラシを使ってある程度サビを除去。
オイルポットとバーナーは今でも販売されているNo.300をインストール。とはいえ日本で入手するのは難しいのですが、たまたまヤフオクで出物があったので6,000円で購入。ちなみにアメリカでも40ドルくらいなのでまぁいい値段でした。
全体に長年の油汚れが付着していましたので
中性洗剤や灯油を使って洗浄。
特に上部は長年の焼けでいい色になっているので軽く洗浄のみ。NYC……「ニューヨーク・セントラル鉄道」のエンボスがあります。
ガラスホヤは洗ったら物凄くキレイに!エンボス加工はないシンプルなタイプ。
部品を組み付けましたが問題なし。No.250にも300のポットやバーナーがぴったり装着できました。
修理完了!いや~これは渋い!
落札と輸入で約1万1,000円、ポットとバーナーは送料込み約7,000円。
合計でおよそ18,000円。
ヤフオクや海外ランプ専門店で買うより少し安かったものの、底面の穴等の状態考えると正直コスパは「微妙……」な感じです。
しかし、イジってわかったのはアドレイクの頑丈さ!穴こそありましたがその穴のまわりはガッチリ強度を保ってたので急ぎの補修は不要でしたし、それ以外の部分に至っては100年前とは思えない状態です。おそらく軽く磨くだけで見違えるようにきれいになりそう。
しかし。
やりすぎると「リフィニッシング」といって海外では価値の下がる行為になるため、錆以外は汚れを洗うだけにとどめました。
日本で転売するならある程度ピカらせたほうが値が上がりやすい傾向はありますが、一概に何とも言えないんで難しいもんです……とはいえ穴あきでは売っても赤字確実。自分で使うんで自分好みに仕上げてます。