【ペンシルバニア鉄道】100年前なのに美品!超レアなアドレイク レイルロードランタンを入手!
「アドレイク レイルロードランタン」で検索するとこのブログが結構上位に表示されるのですが、私が持っているのはアドレイクの中でもNo.250というモデルのみ。
このモデルはおよそ100年前に作られていたので、安価に入手可能な個体は部品欠品、サビ、動作不良など何かしら問題のあるものばかり。私も
最初に購入した品は修復が大変でしたし2台目は損傷がひどくまだ修復に着手すらしていません。ちなみに完動品は本場アメリカではかなりの高値で取引されています。
しかし!No.250 3台目にしてようやくスゴイのを手に入れました!またセカイモンですが、落ちるわけないと思いつつ適当に入札してたらフツーに落札できたのがこちら。
元のオーナーが磨いていたようで全体的にキレイめ。
(個人的にはもう少しヤレを残す方が好きですが)
しかし、これのスゴさはここ。
傘のトップと
なんとタンク裏にも「PRR」……ペンシルバニア鉄道のエンボスが!こんなとこにエンボスあるのは初めて見ました。
ペンシルバニア鉄道はこの頃絶頂期だったのかな?従業員25万人で会社の予算はアメリカ合衆国政府のそれより大きかったとか……(でも1970年に倒産。諸行無常を感じます)
ガラスホヤには「ADLAKE KERO」と
裏に「CNX」のエンボスがあります。CNXというのは「Corning NONEX」の略でコーニング社がこの頃から製造していた耐熱ガラスのことです。
……余談ですがコーニング社というのはエジソン電球のホヤを作っていたアメリカ随一のガラスメーカーで「ランタンの炎で熱くなったガラスが大雨などで急に冷されても割れない」この耐熱ガラスの特性は「これ、他に何か使えるんじゃね?」と色々試行錯誤して後にキッチン調理器具用ガラス「パイレックス」へと進化していきます。あと有名なところでは「ゴリラガラス」もこのメーカーだったりします。
まぁこういうレア度とか、キレイさとか、夜点灯してしまえばわからないんですけどね!
というわけで。スゴイ品ではあるのですが今週オークションに出品予定です。とっときたいんですが、さすがに同じランタン3個は所有できません……
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